梅雨の足音が聞こえてくるような天候の中、今回は坂井田真実子さんにご登場いただきました。ピアニストは石井里乃さん。
今回のプログラムは、「無調音楽」とも呼ばれる作曲技法を使って書かれた曲が多く並んだもの。ご本人らも「挑戦的なプログラム」とおっしゃるほど、歌い手にとってもとても難しい音楽でしたが、それを見事に演奏くださいました。
そして、聴き手にわかりやすいように物語仕立てに仕上げてくださり、お客様もその不思議な響きに惹き込まれていらっしゃいました。
坂井田さんは、37歳の時に視神経脊髄炎という難病を発症され、一時は下半身不随となるも、リハビリを経て現在はステージに復帰されています。この病気に関するパンフレットもお持ちくださいました。
抽選会のプレゼントは、ウィーンにちなんでチョコレートと紅茶。ポストカード付きです。
そして、今回はダブルチャンスとして??、プログラムにもあったシェーンベルクのポストカードもプレゼント!
とても明るく周りが一気に笑顔になるような坂井田さんと、そのそばで朗らかに寄り添う石井さんの素晴らしいアンサンブルで、外の天候とは打って変わって素敵な演奏会になりました。
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